古雑誌は早く売らないと損をする!
雑誌の処分は量が多くなればなるほど、面倒になって後回しにしてしまいがち。
ですが実は、古雑誌は一刻も早く売らないと、損をしてしまうかもしれないんです。
古雑誌を早く売らなければならない理由とは?
理由その1.電子書籍利用者が増えている
2004年から本格的に電子書籍サービスが始まって以降、次々に書籍の電子化が進んでいます。
雑誌も例外ではなく、女性誌・男性誌から趣味雑誌、子育て関連雑誌など幅広いジャンルの雑誌が電子書籍として発売されるようになりました。
2015年の電子書籍利用率は、前年から3.1%増加しており、年々その利用者数を増やしています。
そのため、古雑誌のような紙媒体の雑誌の需要はどんどんと少なくなってきており、希少価値のある古雑誌を除いて、買い手がつきにくくなってきました。
現在はまだ電子書籍よりも紙面の雑誌を購入する方の方が多いため、雑誌買取も需要がありますが、今後電子化がより進むと今よりも買取額が下がってしまう可能性があります。
ですから、古雑誌を持っている方は、需要のあるうちにできるだけ早く買取してもらうのがおすすめです。
理由その2.流行遅れの内容になってしまう
雑誌買取で最もネックになる部分は、「内容が時代遅れになってしまう」ということです。
いつの時代も楽しく読める小説や漫画と違い、雑誌は今の流行を伝える内容がほとんどのため、時間が経てば経つほど必要とされない内容になってしまいます。
既に現在でも、発売から5~10年以内の雑誌のみ買取可能というように、買取してもらえる雑誌の範囲に制限を設けている買取店も少なくありません。
発行から月日が経っても買取ってもらえる雑誌は、話題性が高い、専門性のある内容、人気芸能人の特集がある、希少性が高いといった雑誌が中心です。
ただし、その判断を雑誌に詳しくない一般の人がするのは非常に難しいため、いらなくなった古雑誌は早めにまとめて買取に出すのが損をしないポイントになります。
理由その3.古雑誌に劣化が発生する
古雑誌をはじめとする紙の資料は、いろいろな外的要因によって劣化が発生してしまいます。
雑誌買取では、古雑誌の保管状態や備品状態が査定額に大きく影響するため、劣化が進んでしまっていると買取額が低くなったり、買取不可となってしまいます。
下記のように様々な原因で劣化を起こしてしまうので、古雑誌を少しでも高く売るためには、状態が悪くなる前に早めに売るのがお得です。
古雑誌劣化の要因
1.温度や湿度の変化
紙は温度や湿度の変化によって、劣化が進みます。
特に湿度が高いと、温湿度の劣化だけでなくカビや虫の温床になってしまい、また湿度が低いと紙の水分が失われることでもろくなってしまいます。
2.光
紫外線、赤外線、可視光線などの光は、古雑誌の紙やインクの変色・退色を引き起こします。
よく知られている太陽光だけでなく、蛍光灯や白色灯などの電球からも発生するため、室内保管でも劣化が進みます。
3.カビ
湿度、温度、光や空気のよどみといった条件が合致することで、カビが成長・増殖して古雑誌の汚損につながります。
カビの胞子は目には見えませんが、生活空間のいたるところに存在しているため、この原因を取り除くことはできません。
4.ホコリ
ホコリやチリは古雑誌の紙自体を汚すだけでなく、湿度を吸ってカビや虫の発生源となります。
古雑誌をまとめてダンボールなどに収納している方も多いですが、完全に密閉される収納箱でない限り、ホコリの汚染から古雑誌を守るのは困難です。
5.小動物や虫
虫は紙などの有機物を餌にするため、長期間の保存では古雑誌を痛める原因となります。
また、家屋に住みつくネズミなどの小動物によって、古雑誌が破損してしまう可能性もあります。
6.人災
取扱い不注意、物理的ダメージなどにより、古雑誌が汚損・破損してしまいます。
古雑誌は小説や漫画と違い、自立性に欠ける書物のため、保管の際に折れ曲がりなどが発生する可能性も高く、劣化が進みやすいと言われています。